パリ市内及び、その周辺には緑豊かな公園が多くあります。
そんな中から、今回はパリの郊外にあり、シャトレ駅から高速郊外鉄道(RERといいます)のB線に乗って約30分ほどの所にあるソー公園を紹介します。
ソー公園とは
ルイ14世の宰相コルベールが、ヴェルサイユ宮殿の庭園を手掛けたル・ノートルや内装を担当したル・ブランらを雇って城と庭園を造らせたのが始まりです。
約200ヘクタールの広さ(東京ドーム40個分!)があり、大運河、運河を望むテラス、噴水、滝が点在する美しい景観を楽しむことができます。また、パリで桜がみられる公園としても有名です。
ソー公園の位置
高速郊外列車(RER)のチケットの買い方
こちらが、パリと郊外を結ぶ高速郊外列車(RER)と呼ばれる列車になります。
高速郊外鉄道(RER)はA線からE線まであり、主な路線としては、シャルル・ド・ゴール空港から北駅に出る時に利用するB線や、パリ市内からヴェルサイユ宮殿に行く際に利用するC線などがあります。
RERのチケットはゾーン制のメトロとは違い、日本と同様に目的地までのチケットを購入する必要があります。また、出口でも改札機がありますので、到着の駅までなくさないように注意してください。
購入手順は、駅にある券売機のBillets Region lle de Franceから行ってください。
1番上のTicket t+はパリ市内のメトロやバスのチケットになります。
次に目的地を入力する画面になりますので、目的地の駅名を入れてください。
入力を始めると、下に候補の駅名が出てきます。今回の目的地であるParc de Sceauxを選択。
その後の流れはメトロのチケットを購入する時と同じ流れになります。
メトロのチケットの購入方法は、関連記事にまとめてありますので参照してください。
ソー公園の散策
到着駅からソー公園までは、徒歩で10分ぐらいです。行く途中で住宅街を通りますが、街路には立派な桜の木があります。
公園に足を踏み入れると、早速きれいに整備された木々が目に飛び込んできます。
ソー公園の公式マップはこちら。
緩やかな傾斜を利用した広ーい庭園。その景観に言葉を失います。
この庭園を一望しながらゆっくりと過ごせるカフェはお勧めです!
カフェの隣にあるお城。今は博物館として内部も公開されています。
ル・ノートル設計の庭園。
庭園と城と青空。絵になる組み合わせですね。
庭園の中ほどにあるテラスからは大運河を見渡すことが出見ます。運河の向こうにはオルリー空港があり、たまに離陸する飛行機も見ることができます。
大運河の両岸には芝生があり、憩いの場として人々が思い思いに寛いでいます。
訪問した4月下旬は、ちょうど桜が見頃をむかえていたため、多くの人が花見に来ていました。
種類は、日本で見られるソメイヨシノとは違い八重桜です。一つ一つの花が大きくて見応えがあります。
運河の周りをぐるりと一周します。正面突き当りのアーチの上部が先程、大運河を見渡したテラスになります。
大運河の水面に対称的に映る木々が美しい。
大運河とつながる池には、高さが10メートル近くになる噴水があります。
庭園として整備されていない場所は森のまま残されています。
鳥のさえずりを聞きながら森林浴ができます。森の中でヨガのレッスンが開催されていました。
木陰のベンチに座るだけの優雅な時間が流れます。
パリ市内にも多くの公園がありますが、やはり車の音が聞こえるなど騒音が気になる部分があります。郊外にあるソー公園はそうした騒音もなく、非常に静かです。
緑と、水と、花と、空だけの空間。パリから約30分で行けるソー公園へ是非、足を延ばしてみてください!