パリ市内をくまなく走る路線バス。非常に便利ですが初めてだと乗り方がわからなかったり、そもそも路線がわかりにくとの声もあります。
そんな時に使える、パリのバス路線図が簡単に調べられるアプリとバスの乗り方を紹介します。
目次
1.パリのバス路線図が入手できるアプリ
パリのバスはRATPという会社が運営しており、アプリも提供されているのでそれを利用するのが一番正確です。もちろんAndroidアプリもあります。
起動した画面にある「Maps」を押すとまずは路線図が表示されます。
「Bus」を押せば、バスの路線図が表示されます。
「Railway」を押すとメトロの路線図が表示されます。
路線図上で目的地近くを通る路線番号を把握します。その後、路線の詳細を検索をするためには、「Lines」を利用します。
路線番号を入れる画面が出ます。ここで先程把握した路線番号を入れます。
バス路線73番を例にします。
73番が含まれる路線が候補に出てきますので、該当する路線を選択します。詳細な路線図が表示されますので、ここで行き先や停留所名をしっかりと確認することができます。
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2.パリのバスチケットについて
チケットは乗車時にドライバーから購入することもできますが、事前に購入しておくほうがスムーズです。バスのチケットはメトロのチケットと共通になっているので、詳しい購入、操作方法は【徹底解説】パリの地下鉄 メトロのチケットの購入手順<路線図付き>としてまとめてありますので参考にしてください。
3.パリのバス停留所
パリのバスに乗車するためには、まずはバスの停留所を見つける必要があります。
バスの停留所は一番上にBUSの表記があります。その下の青い部分に停留所の名前があります。こちらはオルセーのバス停になります。更に下に、その停留所に停まるバスの路線番号が表示されています。オルセーのバス停には73番の路線バスが停まりますという意味になります。
こちらは、トリニテのバス停で、26番と43番の路線バスが停まりますという意味になります。
4.パリのバス停留所で得られる情報
バスの停留所を見つけたら、バスが到着するまでの間に情報を集めましょう。ポイントは2つ。路線図と到着時間です。まずは、路線図を見て行き先があっているかを確認。反対方向に行かないように目的地を確認しましょう。
到着時間を知らせる案内表示があるので、到着までの時間を確認。時々、写真のように恐ろしく長い時間が表示されている場合があります。こんな時は、故障の可能性もありますが、様子を見て他の移動手段に切り替える必要があります。
5.パリのバスの乗り方
バスは手を挙げて乗車の合図をすると停まります。乗車の合図がない場合はそのまま通過してしまいます。来たバスが目的のバスかどうかは、バスの全面上部の路線番号と行き先表示を確認してください。
・連節バス(長いバス)
前2カ所と後ろ1カ所から乗車可能。一番前から乗車する場合はドライバーが開けてくれますが、後ろ2カ所から乗車する場合は扉付近のボタンを押して開けます。
・通常のバス(短いバス)
前から乗車します。
連節バス、通常のバスともに、乗車したらチケットを検札機に通します。ちなみに手前はプリペイド用の検札機です。
6.パリのバス乗車中に情報を得る方法
乗車中の案内は次の停留所名のみです。どこを走っているかなどの情報は自分で確認することになります。アプリやバス停にあった路線図は車内にもあります。
車内の中央付近に、行き先と次の停車停留所を表示する電光掲示板があります。ただ、バスのスピードが速いと運行と表示があっていない場合があるので注意が必要です。
7.パリのバスの降り方
・連節バス(長いバス)
降りたい停留所に近づいたらSTOPのボタンを押して降車の意思を伝えます。
前2カ所と後ろ1カ所から降車可能。一番前から降車する場合はドライバーが開けてくれますが、後ろ2カ所から降車する場合は扉付近のボタンを押して開けます。
・通常のバス(短いバス)
降りたい停留所に近づいたらSTOPのボタンを押して降車の意思を伝えるのは同じです。
ドライバーが開けてくれますので、後ろから降車します。
8.最後に
非常に便利な路線バスですが、利用するにあたっての注意点があります。
1.行き先が突然変更になる。途中で降ろされる。
2.工事などでバス停が閉鎖もしくは移動している。
3.工事などでルートが変更になり、停まらないバス停がある。
いずれも、日本では事前の告知や車内アナウンスがありますが、パリでは一切ありません。バスの停留所に紙が貼ってあるか、車内に案内の紙が掲示されている程度ですので、見落とさないようにしてください。