ヴェルサイユ宮殿では、毎年6月中旬~9月中旬の土曜日だけに行われる「夜の噴水ショー」という夏期限定のイベントがあります。
「夜の噴水ショー」では、ヴェルサイユ宮殿のライトアップはもちろんのこと、噴水と花火と音楽による華やかな演出を楽しむことができます。
夜20時30分から始まるこのイベントの楽しみ方と参加方法をまとめました。
目次
ヴェルサイユ宮殿入場時間までの過ごし方
このイベントは、ヴェルサイユ宮殿の庭園で行われます。入場は夜20時30分からなので、パリから行く場合でも、昼過ぎから移動すれば十分間に合います。ただ、イベントの終了時間は23時のため、終了後の移動手段等は安全性を考慮して考える必要があります。
今回は、終了後に移動することなく済ませられるように、ヴェルサイユ宮殿近くのホテルに宿泊をすることにしました。
当日は、パリ市内からUber(ハイヤー型のBerlineというクラスを使用して€55)でヴェルサイユへ向かい、ホテルへチェックインします。
このホテルは、ヴェルサイユ宮殿のすぐ隣にあり、部屋からヴェルサイユ宮殿を見ることができる客室もあります。
チェックイン後はまだまだ時間がありますので、ホテルの庭を散策したり、
カフェでマカロンを頂いたり、
外に出て、隣接するヴェルサイユ宮殿の庭を散策したり、
運河沿いの芝生でゆっくり寝そべったり。などなど、開始時間が遅いイベントのため、午後の時間を有効活用することができます。
夕日に輝くヴェルサイユ宮殿
20時30分。いよいよ入場です。このイベントは完全予約制なので、チケットを持っていない人が全員退出した後での入場になります。
時間的には夜ですが、この時期のパリの日の入りは22時頃なので太陽はまだ沈んでいません。
そのため、天気が良い日は夕日に輝くヴェルサイユ宮殿を見ることができます。
シャボン玉の演出もキラキラして綺麗です。
大運河の向こうに沈む夕日にため息が出ます!
夜のヴェルサイユ宮殿
花火開始までの間は、徐々に日が暮れる中で噴水と光と音楽の演出を楽しむことができます。庭園内にある噴水が様々にライトアップされ音楽とともに雰囲気を盛り上げます。
夕日が沈むと辺りはいよいよ真っ暗に。
月明りと池に映るヴェルサイユ宮殿。こんな景色がみられるのもこのイベントならではです。
周囲に街頭や照明がないので、辺りは本当に真っ暗です。
花火のための場所取りは、宮殿前の噴水手前にある階段、もしくはアポロンの噴水に向かう芝生の周辺が狙い目です。
ヴェルサイユ宮殿の公式マップはこちら。
場所取りをする前に搾りたてのオレンジジュースを購入します。
噴水と花火と音楽の競演【動画】
宮殿前の噴水手前にある階段から撮影。
アポロンの噴水に向かう芝生の周辺から撮影。
トリアノン・パレス・ベルサイユ・ウォールドルフ・アストリア・ホテル
今回、このイベントに参加するために宿泊したホテルはトリアノン パレス ベルサイユ ア ウォルドーフ アストリア ホテル。落ち着いた室内からは庭の緑が見え、移動も食事も何をするにも大変便利なホテルでした。
設備面では古さが目立つところもありますが、清掃も行き届いており快適な滞在ができます。
朝食の風景。日が差し込むテラスで朝から優雅な時間が楽しめます。
イベントへの参加方法のまとめ
6月~9月までの夏期限定、しかも土曜日だけのイベントになりますので、この時期にパリやヴェルサイユ宮殿を訪れる方にはお勧めです!
ただし、終了時間が23時になりますので、終了後の移動手段を考えたうえでご参加ください。
イベントへの参加方法としては、下記3つのパターンがあります。
1.個人で参加する(ヴェルサイユでの宿泊なし)場合
ヴェルサイユ宮殿の公式サイトでチケットを購入+当日の交通手段(Uber 、タクシー 、RERなど)の確保
2.個人で参加する(ヴェルサイユでの宿泊あり)場合
ヴェルサイユ宮殿の公式サイトでチケットを購入+ベルサイユ宮殿近くのホテルを探す+当日の交通手段(Uber 、タクシー 、RERなど)の確保
3.ツアーを利用しての参加の場合
旅行会社、ツアー催行会社のサイトで予約(チケット込み、帰りの送迎はオプション対応)
(注)イベント終了後にヴェルサイユ宮殿からパリまでのUberやタクシーは捕まえるのが難しい状況です。RER利用の際は終電、運行時間にご注意ください。個人的には2、もしくは3の方法での参加をお勧めします。
個人で参加される際には、Uberの手配方法や、RERチケットの買い方など、下記記事も参考になると思いますので、是非ご覧ください。