観光客に人気のサクレ・クール寺院。18区のモンマルトルの丘に建つ白い寺院です。パリの中でも一番高い丘の上に立つ白い建物。1877年に着工し、1914年に完成とそれほど古くないのですが、いつ行っても多くの人でにぎわっています。
観光シーズンには、ここから一望できるパリの景色を見ようと前の階段はすごい人です。
通常の観光ルート
そんなモンマルトルの丘に建つ人気のサクレ・クール寺院ですが、ほとんど観光客が来ないスポットがあることをご存知ですか?
通常、観光客の皆さんは、サクレ・クール寺院に来る場合、正面からアプローチします。メトロの駅で言うと、12番線のAbbesses、Pigalle、もしくは2番線のAnversになります。(多くのガイドブックの案内がそうなっているからですが・・・)
そのルートで来てしまうと、道中もずっと込んでいますし、到着しても人混みの中という状態になります。
裏からのサクレ・クール寺院までの道順
今回紹介する、ほとんど観光客が来ないスポットというのは、「裏からのサクレ・クール寺院」なんです。メトロの駅は12番線のLamarck-Caulaincourtになります。
道順ですが、
①Lamarck-Caulaincourtの駅で降りてメトロの出口を出たら後ろを振り返ります
②階段があるので上ります
③横断歩道を渡ると上り坂になりますが、そのまま右手に公園を見ながら上ります
④道なりに左にカーブしながら上り続けます
⑤右手にブドウ園をみながらそのままモンマルトルの丘を上り続けます
⑥右にカーブしますのでそのまま道なりに行くと公園がみえます
時間にして約10分ほどです。
その公園から見上げるサクレ・クール寺院です。
正面からとは違った落ち着いた荘厳な感じのサクレ・クール寺院です。公園内にはベンチもありますので休憩しながら、食事をしながら、ゆっくりとした時間が過ごせます。
反対側には、パリで一番高いモンマルトルの丘から見渡すパリの街を見ることができます。
もちろん、ここからサクレ・クール寺院方面に向かって歩いていけば正面にも出られますし、テアトル広場にも出られます。人混みの中を歩き続けるのではなく、まずはゆっくりと堪能してから観光スポットへという道順もいいのではないでしょうか。
明け方と夕方のサクレ・クール寺院
ここまで、裏からのサクレ・クール寺院を見る場所と行きかたを紹介しましたが、実は訪れる時間帯にもお勧めがあるんです!個人的にお勧めの時間帯は明け方と夕方です。
冬の明け方(元日のモンマルトルの丘から)7時頃の景色
こちらは、夏の日の夕方21:00頃
どちらも静寂に包まれて幻想的な風景が広がります。モンマルトルの丘、サクレ・クール寺院を観光するには難しい時間帯かもしれませんが、時間が調整できる場合は是非訪れてもらいたいと思います。