プラールおばさんの「ふわふわオムレツ」を食べてお腹も満足したところで、中に入ります。
モン・サン=ミシェルの由来
モン・サン=ミシェルという名前は、708年に地元の司教が大天使ミカエルから「この地に聖堂を建てよ」というお告げを受けて礼拝堂を造ったことに由来します。つまり、「聖ミカエルの山(モン・サン=ミシェル)」です。そのため塔のてっぺんには大天使ミカエルの像があります。
門をくぐり、階段を上がります。
まだまだ上がります。結構、急な石段が続きます。
上り終えると、尖塔が間近に見えます。小さくてっぺんに見えるのが大天使ミカエルの像です。
モン・サン=ミシェルの屋上からの眺め
屋上に出ると、見晴らしのいい景色が広がります。
こちら、フランス側の眺め
そして、海側の眺め
潮の満ち引きの差は15メートル以上。かつては「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」と言われたほど。最も大きい潮が押し寄せる時は引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せ、多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたという海。
そんな荒々しさを感じさせない穏やかな海に映るモン・サン=ミシェルのシルエット
モン・サン=ミシェルの中庭
「ラ・メルヴェイユ」(驚嘆)と呼ばれる修道院の居住スペースにある、かつては瞑想の場だった中庭。以前は薬草が栽培されていたそうですが、現在は綺麗な花が咲き乱れます。
オンフルール
モン・サン=ミシェルからの帰路の途中に、ノルマンディー地方の港町、オンフルールに立ち寄りました。
17世紀、ルイ14世の時代に財務長官、コルベールの命により作られた旧港には今も漁船やヨットが並んでいます。カラフルな建物の色も印象的です。
パリから世界遺産へのモン・サン=ミシェルへ【前編】はこちら。
フランスの旅行には今でも必ず持っていきます。実際に使えて役に立つガイドブック!