国際バレエコンクールで有名なローザンヌへ行く列車は、パリのリヨン駅から出ています。出発前の構内は、いつものとおり出発ホームの番号が出るのを待っている人々で賑わっています。
パリのリヨン駅構内でローザンヌ行きの列車を待つ人々
フランスとスイスを結ぶTGV。ブランド名はTGV Lyria(リリア)と呼ばれています。
ローザンヌの位置
パリからローザンヌまではTGVでノンストップで行くと約4時間程です。
スイスはシェンゲン協定加盟国なので、入国時にパスポート審査はありませんが、EU加盟国ではないため、税関検査はあります。
実際に、フランス側の最後の駅では、停車時にスイスの係員が乗り込んできてTGVの車内で税関検査がありました。税関検査といっても、全員が対象ではなく、大きな荷物を持ってる人にだけ声をかけて中身の確認を行うといった簡単なものでした。
ローザンヌのOuchy(ウシ―)エリア
ローザンヌに到着後は、地下鉄でホテルがあるOuchy(ウシー)へと向かいます。ローザンヌは坂が多いので、地下鉄の駅のホームもかなり勾配があります。地下鉄というよりケーブルカーといった感じです。
今回の宿泊を中心部ではなく、Ouchy(ウシー)エリアのモーベンピック・ホテル・ローザンヌに決めた理由はこれ!
ホテルの目の前がレマン湖という立地が最高!
おかげで、朝も夕方も存分に湖の畔の散策を楽しめました。
レマン湖上の国境線:ローザンヌとエビアン
地図で見るとわかる通り、ローザンヌの対岸には、ナチュラルミネラルウォーターで有名なエビアンがあります。
ローザンヌはスイス、エビアンはフランスということで、2つの都市の間、つまり湖の上にスイスとフランスの国境線があります!
湖の上で国境線を超える。なんだかワクワクします。ローザンヌからエビアンまでは遊覧船が出ており、これに乗船することで湖の上の国境越えができます。
早速、レマン湖の遊覧船のチケットを購入して乗船。
出発して約15分。携帯のマップで見ると、ここがスイスとフランスの国境になりますが、もちろん湖です(笑)
船内では税関検査もパスポートチェックもありません。国境を越えていると実感させてくれたものは、船内にあったスイスフランとユーロの両替所だけでした。
遊覧船から見たエビアンの街並み。街の経済を支えるカジノが見えます。
ローザンヌを出発してから30分ほどでエビアンに到着です。
周辺を少し歩いてお店で買ったお約束のエビアンを飲んで、ローザンヌ行きの船を待ちます。
パリから行く鉄道の旅 国際バレエコンクールで有名なスイスのローザンヌ【後編】はこちら。
今回のローザンヌへの旅でも役立ったガイドブック情報!