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ロンドンのケンジントン地区
ケンジントン宮殿
1981年には第8、9アパートメントが合体され、新婚のプリンス・オブ・ウェールズ夫妻、チャールズとダイアナの居室とされた。離婚後もダイアナの公の居住地はこの場所にあった。ウィリアム王子は宮殿からケンジントン付近の保育所、そしてノッティング・ヒルの幼稚園へと通っていた。
2011年に結婚したケンブリッジ公爵ウィリアム王子と夫人のキャサリン妃はケンジントン宮殿に居住し、ジョージ王子とシャーロット王女も宮殿の住人である。
メディアでよく放映される、ケンジントン宮殿のゴールド・ゲート。ダイアナ妃を惜しむ人々からの花束で覆われたのもこの場所。
ケンジントン宮殿の内部は一部、一般にも公開されています。
時期により料金は異なりますが、オフピークで£16、ピークで£19.5です。
2019年までは宮殿内でダイアナ展も開催されていることから混むことが予想されますので、訪問される方は、事前にケンジントン宮殿の入場チケットを購入される方がいいと思います。
宮殿内部は、王の謁見の間や応接室など宮廷生活を感じさせるエリアと、女王の寝室、ダイニングルームなどプライベートを感じさせるエリアが混在しています。
この両面を見られる点がケンジントン宮殿の面白いところだと思います。
1階のパレス・ショップにはイギリス王室関連のお土産物などもありますので、イギリス王室がお好きな方にはお勧めです。
ケンジントン宮殿の周りを歩いてみると、立派なガーデン付の邸宅があったり、
雰囲気のある路地があったり、
にぎやかな一角があったりと、新鮮な発見にあふれたエリアでした。
ロンドンの移動に便利なオイスターカード
ロンドンでの移動は、地下鉄にもバスにも乗れるプリペイド式のオイスターカードを購入しました。オイスターカードを利用するのは初めてでしたので、事前にロンドン地下鉄 <購入編> オイスターカードの購入方法を参考にさせて頂ました。
オイスターカードを実際に利用して驚いた点は、
・券売機がちゃんと日本語対応になっていて、操作が簡単だったこと。色々な国の券売機を使ったことがありますが、操作に迷うことが多く地味にストレスを感じていたので、これは助かりました。
・プライスキャップという料金の打ち止め制度がある事。これは1日に地下鉄やバスにどれだけ乗車しても£6.6以上はかからないというもの。(正確には、曜日、時間帯によって上限額に違いがあります)毎回、残高を確認するわずらわしさがなく、かつ滞在日数×£6.6をチャージしておけば滞在期間中に応じたオリジナルフリーパスができるという優れもの。
オイスターカードはロンドンで購入しても問題ないと思いますが、予め準備しておきたい方は、ロンドンパスとセットになったオイスターカードの事前購入も便利です。
ロンドンの2階建てバスからの眺め
オイスターカードを利用して、以前から乗ってみたいと思いながらなかなか機会がなかったロンドンバスに乗りました。もちろん2階席へ。
せっかくなので2階席の一番前へ。路線バスですが、アトラクション気分が味わえます!
2階席からの景色。いつものバスとは明らかに目線の高さが違います。面白いアングルでロンドンの街並みが見えます。
ノッティング・ヒル
バスに乗ってノッティング・ヒルまで来ました。地図で見てはじめてケンジントン宮殿の近くだと知りました。
もちろんノッティング・ヒルという場所を知ったのはこの映画です。
地名の通り、丘の上に綺麗に造成された住宅街が広がります。
映画のようなロマンチックなムードはありませんでしたが、通りから住宅の窓を通して見える中庭が素敵でした。
バスの次は地下鉄にも乗ってみます。
世界で一番有名な横断歩道
ノッティング・ヒルから地下鉄で向かったのはこの駅。セント・ジョンズ・ウッド駅。
この駅の近くに何があるかというと。
ビートルズファンの聖地、アビーロードと世界一有名な横断歩道!
ビートルズのジャケット写真で使われた場所です。ど真ん中の世代ではありませんが、このジャケット写真はさすがに知っています。
残念ながら充電切れのため実際の横断歩道の写真は撮れませんでしたが、沢山の人が横断歩道を渡りながらビートルズをまねて記念写真を撮っていました。
ヴィクトリア&アルバート博物館
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ヴィクトリア・アンド・アルバートはくぶつかん、Victoria and Albert Museum)は、現代美術・各国の古美術・工芸・デザインなど多岐にわたる400万点の膨大なコレクションを中心にした国立博物館でロンドンのケンジントンにある。ヴィクトリア女王(1819年 – 1901年)と夫アルバート公(1819年 – 1861年)が基礎を築いた。略称「V&A」。
最寄り駅はサウス・ケンジントン駅。自然史博物館、人類学博物館、科学博物館、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどに隣接している。
隣にある自然史博物館などを優先して後回しになっていましたが、ようやく来ることができました。入場は無料です。
大英博物館もそうですが、本当に無料でいいの?というぐらい展示品は充実しています。案内マップには「£1の寄付をお願いします」との記載がありましたが、もちろんそれ以上寄付したくなってしまいます。
所狭しと展示品が並べられており、じっくり見て回ると半日以上かかります。
ラファエロ・カルトンという展示室もありました。
システィーナ礼拝堂を飾るためのタペストリーの図案で、1枚の大きさが縦3メートル、横3~5メートルにもなります。もともと10枚セットだったもののうち、現存する7枚がすべてここにそろっています。
これだけの作品をじっくり見ることができて無料。恐るべしロンドン。
中庭ももちろん無料で開放されています。今まで見に来なかったのが不思議なくらい。もう一度行きたいと思える博物館です。
セント・パンクラス駅構内のお勧めのカフェ
チェルシー地区とケンジントン地区を巡って、セント・パンクラス駅へと戻ってきました。
パリ行きのユーロスターに乗る前に、時間に余裕があるならぜひ駅の2階にあるST PANCRAS BRASSERIEというカフェに立ち寄ってみてください。明るくオープンな空間で列車を眺めながら優雅なひと時を過ごすことができます。
シャンパン・バーもありますので気分に合わせたドリンクや食事を楽しむことができます。
今回は、紅茶をチョイス。テラス席でいただくのがおすすめです。
パリ行きのユーロスターの乗車場所
ロンドンからパリ行きのユーロスターに乗る場合は、セント・パンクラス駅の1階にあるこの出入国審査場を通る必要があります。
出入国の順序は、改札、手荷物検査、イギリスの出国手続き、フランスの入国手続き、乗車待合室の順になります。出発の30分前までには改札を通らなければいけないのでご注意を。
出入国の手続きはパリからの出発時に比べるとスムーズです。
フランスの入国手続きが終わると、乗車待合室になります。列車ごとにホームへと案内されるのはパリと同じです。
パリから片道、約2時間30分。ぜひユーロスターを利用してロンドンへも行ってみてください。もちろん、個人でもツアーでも行くことができます。
1.個人で行く場合
ユーロスターのチケットだけを購入したいという方は、レイルヨーロッパでユーロスターのチケットを購入へ。
2.ツアーで行く場合
個人では不安という方は、ユーロスターで行くロンドン(テムズ川クルーズ付)というツアーを利用する方法もあります。