昨日の雨は上がり、朝起きると部屋からはちょうど美しい朝日が見えました。
せっかくなので、ホテル内ではなくグラン=プラスを眺めながらの朝食にしました。
世界3大がっかり?小便小僧
朝食後、今日の目的地、アントワープへと向かう前に、世界3大がっかりとは言われていますが、グラン=プラスから3分ほどのところにある小便小僧を見に行きました。
こちらが、小便小僧。朝早かったにもかかわらず、結構な人が観光に訪れていました。
ベルギー:アントワープの位置
いよいよ、今日の目的地であるアントワープへと向かいます。
列車の出発駅はブリュッセル中央駅になります。グラン=プラスから歩いて10分ほどのところにあります。ブリュッセルからアントワープまでは約40分。
窓口でチケットを購入して乗車します。車内は非常に綺麗でした。
「世界でもっとも美しい駅」アントワープ中央駅
アントワープに到着です。
「世界でもっとも美しい駅」のランキングの常連でもあるアントワープ中央駅は重厚な作りで、この駅舎だけでも一見の価値ありです!
もともとは木造だった駅舎を1895年から1905年までの10年をかけて、大理石をふんだんに使用した改築が行われ、今の姿になりました。
地元の人からは「大聖堂」と呼ばれているアントワープ中央駅の外観。その理由もわかる気がします。
世界遺産:アントワープ聖母大聖堂
アントワープ中央駅から、アントワープ聖母大聖堂まではほぼ一直線の道のりです。道中、周囲にはカフェやショップが多いので街歩き自体も楽しめます。
色々なお店を見ながら歩くこと20分。
高さ123メートルの尖塔が見えてきました。ベルギー最大のゴシック建築、アントワープ聖母大聖堂。1351年に着工し、170年の歳月をかけて、1521年に完成。ベルギーとフランスの鐘楼群の一つとして世界遺産に登録されています。「ベルギーとフランスの鐘楼群」という世界遺産があることを初めて知りました。
前の広場にはルーベンスの像があります。
大聖堂の内部は、美術館のようになっています。赤い布と白い柱のコントラストが印象的です。
ルーベンスの「聖母被昇天」
ルーベンスの「キリスト降架」。
フランダースの犬の最終回でネロとパトラッシュが見上げた絵です。
ルーベンスの「キリスト昇架」
世界遺産:アントワープ市庁舎
アントワープ聖母大聖堂と並ぶもう一つの見どころとして、聖母大聖堂の近くにアントワープ市庁舎があります。アントワープでもっとも美しいといわれる広場、グローテ・マルクトに面して建っています。
調べてみると、この市庁舎も「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されていました。
アントワープへの駅へ戻る途中、露店で販売されていたワッフルとショコラショーを何気なく購入しましたが、これがすごくおいしくて印象に残っています。
ブリュッセルから列車で約40分、パリからTGVで約2時間のアントワープ。時間がありましたら、ぜひパリから足を延ばして訪れてみてはいかがでしょうか?