パリから行く鉄道の旅 ベルギーの世界遺産グラン=プラス【ブリュッセル】

ベルギーの世界遺産のグラン=プラス

ベルギーといえば皆さんは、何を思い浮かべますか?ビール、チョコレート、ワッフル、ムール貝などなど、いろいろあると思います。今回は、1泊2日でブリュッセルとアントワープを訪れてきました。

ベルギー:ブリュッセルの位置

パリからベルギーのブリュッセルへは、TGVを利用して約1時間30分。

パリから北方面に向かう場合は、いつも通り、北の玄関口となるパリ北駅からの出発になります。
8:01発のTGVに乗ります。

パリ北駅の発着案内板

9時30分にはブリュッセル・ミディ駅に到着。

実は、ブリュッセルには3つの駅があります。ブリュッセル南駅、ブリュッセル中央駅、ブリュッセル北駅の3つです。それぞれ、発着する列車が違うので目的に応じて使い分ける必要があります。

TGVはブリュッセル南駅、すなわちブリュッセル・ミディ駅に到着します。

下の写真は、ブリュッセル南駅(ブリュッセル・ミディ駅)ですが、オランダ語表記で、Zuidstationとなっています。ベルギーの公用語はフランス語、オランダ語、ドイツ語です。

ブリュッセル・ミディ駅

ブリュッセル・ミディ駅から、今回宿泊するホテル、ブリュッセル・マリオットホテル・グランプラスまでは地下鉄で移動します。

地下鉄で約10分。地上に出るとすぐ目の前がブリュッセル・マリオットホテル・グランプラスになります。チェックイン可能な14時よりも随分前に到着しましたが、快く部屋に通していただきました。

ブリュッセル・マリオットホテル

部屋からは、証券取引所の建物とその向こうにグラン=プラスにある市庁舎の尖塔が見えます。
荷物を置いて早速出発です。

ブリュッセル・マリオットの部屋からの眺め

グラン=プラスから芸術の丘をへて王立広場へ

ブリュッセルの見どころは、ブリュッセル・マリオットホテルから丘の上にある王立広場の間に広がります。

ホテルから歩いてすぐにグラン=プラス。そこから、なだらかな芸術の丘を登り王立広場まで徒歩約20分の道のりです。

まずは、ベルギーの世界遺産。ビクトル・ユゴーが賛嘆した、世界で最も美しいといわれる広場の一つ、グラン=プラス。この日はあいにく、雨がパラついてきたので、広場をゆっくりと見るのは後にして先を急ぎます。

ベルギーの世界遺産:グラン=プラス

グラン=プラスから芸術の丘を登っていきます。

ブリュッセルの芸術の丘

丘の中腹あたりからグラン=プラス方面の眺め。整然とした美しさを感じます。

ブリュッセルの芸術の丘からグラン=プラスを眺める

こちらが、丘の上にある王立広場と聖ヤコブ教会。外観から、近くにある王宮の一部かと思いましたが、実は独立した教会でした。

王立広場と聖ヤコブ教会

教会から左に回り込んだ所にはブリュッセル王宮があります。

ブリュッセル王宮

ベルギー王立美術館

反対側、教会の右側へと向かうとベルギー王立美術館があります。

ベルギー王立美術館は4つの部分から成り立っている。メインとなる美術館は15世紀から18世紀までの作品を収めた古典美術館 (Musée d’Art ancien / Museum voor Oude Kunst) と19・20世紀の作品を収めた近代美術館 (Musée d’Art Moderne / Museum voor Moderne Kunst) で、2万点以上の所蔵作品を有する。特にフランドルの画家達の作品が充実しており、ピーテル・ブリューゲル、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、ロベルト・カンピン、ピーテル・パウル・ルーベンス等の作品を所蔵している。

また、近代美術館の中には特にベルギーの芸術家に焦点を当てたMuseum Constantin MeunierとAntoine Wiertz Museumがある。

2009年、王立美術館の隣にマグリット美術館がオープンした。

Wikipediaより引用

1803年にオープンして200年以上の歴史を持つ美術館。個人的にはブリューゲル一族やルーベンスに興味があります。

館内は吹き抜けになっており、いくつかの部屋に分かれています。

ベルギー王立美術館

一番印象に残った、ヨース・デ・モンペル2世の「バベルの塔」

ベルギー王立美術館のヨース・デ・モンペル2世の「バベルの塔」

レンブラントの「ニコラス・ヴァン・バンベック」

ベルギー王立美術館のレンブラントの「ニコラス・ヴァン・バンベック」

ルーベンスの大型絵画。

ベルギー王立美術館のルーベンスの大型絵画

宗教絵画も数多く展示されています。

ベルギー王立美術館の宗教絵画

全体的にゆったりとした展示でじっくりと鑑賞することができます。

ベルギー王立美術館の展示

世界遺産:グラン=プラス

美術館の裏手にはグラン・サブロン広場があります。この広場の周辺には、ゴディバにヴィタメール、ピエールマルコリーニと世界的に有名なショコラティエの店が軒を連ねています。チョコレート好きにはたまらない場所です。

しかし、大雨に降られてしまい、早々に退散しグラン=プラスへと戻ってきました。

ベルギーの世界遺産のグラン=プラス

グラン=プラスの近くにある、1847年に完成したヨーロッパ最古のアーケード「ギャルリー・サンチュベール」

ヨーロッパ最古のアーケード「ギャルリー・サンチュベール」 ヨーロッパ最古のアーケード「ギャルリー・サンチュベール」のディスプレイ

ブリュッセルの胃袋と呼ばれているイロ・サクレ地区。雨で濡れた路地がいい雰囲気です。

ブリュッセルの胃袋と呼ばれているイロ・サクレ地区

そして、ムール貝。まさにボウル一杯!大ぶりのムール貝に香草の香りとワインの風味が絶妙です!

ブリュッセルのムール貝

食事を終えて、外に出るとライトアップされた市庁舎の尖塔が。

グラン=プラスのライトアップされた市庁舎の尖塔

グラン=プラスの夜景。

グラン=プラスの夜景

すっかり雨も上がり、ひんやりとした空気が酔いを醒ましてくれます。

ブリュッセルのグラン=プラスの夜景

日中は雨でゆっくりと見れなかった分、雨上がり後の広場をじっくり堪能しました。

グラン=プラスの夜景 グラン=プラスの夜景

ホテルへ戻る前にグラン=プラスの一角にある、お約束のゴディバのチョコレートを購入。

グラン=プラスのゴディバのチョコレート

雨が降る肌寒い1日でしたが、グラン=プラス、ベルギー王立美術館、ムール貝と盛りだくさんの一日でした。

明日はアントワープへ。

パリから行く鉄道の旅 フランダースの犬で有名な聖母大聖堂【アントワープ】

2018.03.01









ベルギーの世界遺産のグラン=プラス