パリ3区にあるピカソ美術館へは、メトロ1号線のサンポール駅が最寄りの駅になります。約5,000点にのぼる作品を収蔵するピカソ美術館の見どころとあわせて、隠れた見どころも紹介します。
最寄駅からピカソ美術館へと行く道は古い街並みが残るマレ地区を通り、細い道が入り組んでいてわかりにくいので、googleマップの利用や事前に道順を調べておくことをお勧めします。
目次
１．パリのピカソ美術館の概要
ピカソ美術館は、その名のとおり画家パブロ・ピカソの作品を収蔵・展示している国立美術館で、パリ3区の南部に位置している。その収蔵品は、ピカソの遺族が相続税として物納した作品が中心となっており、1973年に死去したピカソが最後まで手元に留めていた貴重なものが多い。「青の時代」と呼ばれている初期の代表作『自画像』をはじめとして、『籐椅子のある静物』、『肘掛け椅子に座るオルガの肖像』、『浜辺を駆ける二人の女 (駆けっこ)』、『牧神パンの笛』、『ドラ・マールの肖像』、『接吻』などを収蔵している。
２．ピカソ美術館の位置
３．最寄駅からピカソ美術館までの所要時間
最寄りのサンポール駅からピカソ美術館までの所要時間は徒歩で約10分ほどです。途中、マレ地区の古い街並みを見ながら歩くことができます。
古い街並みのため通りも狭いですが、日本では味わえない非日常的な景色が味わえるのもこのエリアの醍醐味です。
４．ピカソ美術館の見どころ
マレ地区の道を抜けて歩くこと約10分。ピカソ美術館に到着です。
3年ほど前に大規模な改修工事が終わり外観も内部も綺麗になっています。1650年代からここに建っている訳ですが、時間的な感覚が追いつかないほど綺麗にメンテナンスをされています。
ピカソ美術館の見どころは、ピカソの作品はもちろんですが、歴史ある建物を使っているため、建物自体や内部の装飾それ自体も見どころになります。
天井や梁の装飾だけでもじっくりと鑑賞していられるほどです。
もちろん約5,000点という収蔵品の多さも見どころです。必ずどこかで見たことがある名画に出会えます。
作者：パブロ・ピカソ
作品名：「泣く女」
作者：パブロ・ピカソ
作品名：「ドラ・マールの肖像」
作者：パブロ・ピカソ
作品名：「Monument to the Spaniards」
この日はゲルニカに関する展覧会が開かれており、ゲルニカの木版画や、制作時の資料なども展示されていました。
５．ピカソ美術館の隠れた見どころ
・中庭から眺めるパリの街並み
ピカソ美術館には、ピカソの作品以外にも、隠れた見どころがあります。それは、美術館の中庭から眺めるパリの街並みです。中庭へのアクセスは少しわかりにくいですが、地下１階から行くことができます。
晴れた日の中庭は日当たりがよく、ベンチもありますのでゆっくりとできます。
中庭を囲むマレ地区の建物が見渡せます。
通りを歩いているだけでは分からない、建物と調和した空が綺麗です。
・屋根上のカフェ
続いての隠れた見どころは、美術館の屋根上にあるカフェです。こちらもアクセスがわかりにくいですが、1階チケット売り場の右手にあるミュージーアムショップ前の階段を上がっていきます。
セルフサービスなので、定番のカフェとマカロンなど好きなものを注文できます。
屋根上にある彫刻も間近で見ることができます。
６．ピカソ美術館の所要時間
たくさんのピカソ作品と中庭、そしてカフェ。ピカソの作品を見るだけであれば2時間～2時間半ほどあれば大丈夫です。中庭も入れると3時間～3時間半、カフェを入れてゆっくりと楽しむには半日ぐらいは欲しいところです。
７．ピカソ美術館でパリミュージアムパスは使える？
利用可能です。
チケット売場に並ぶ必要がなく、約60の美術館に入場可能なパリミュージアムパスのみの購入はこちら。
パリミュージアムパスにパリ市内の地下鉄やバスの乗り放題、セーヌ川クルーズも付いたパリシティパスポートの購入はこちら。
月曜日を除く毎日開館（1月1日、5月1日、12月25日を除く）
火、水、木、金：10：30～18：00
土、日、祝日：9：30～18：00
最終入館は閉館45分前まで。
最新の情報は、ピカソ美術館の公式サイト（英語）へ。
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