パリから日帰りで世界遺産のアミアン大聖堂へ行く方法

アミアン大聖堂の嘆きの天使

パリからアミアンへは、電車を利用することで日帰りで行くことができます。アミアンには「嘆きの天使」で有名な世界遺産のアミアン大聖堂があります。

他にも、「八十日間世界一周」や「海底二万里」の作者、SFの父として有名なジュール・ヴェルヌが晩年を過ごした家がジュール・ヴェルヌ記念館として公開されています。

実際に日帰りでアミアンまで行ってきましたので、その行き方をご紹介します。

パリからアミアンまでのアクセス


パリからアミアンまでは電車を利用して、約1時間で行くことができます。パリの出発駅は北駅になります。

今回の電車の時間は、
パリ北駅 8:31発 ⇒ アミアン 9:38着
アミアン 19:23発 ⇒ パリ北駅 20:29着

パリ発のチケット購入方法は、【徹底解説】パリ発の飛行機や鉄道のチケットを購入する具体的な手順としてまとめてあります。

【徹底解説】パリ発の飛行機や鉄道のチケットを購入する具体的な手順

2018.03.02

今回、出発2日前にサイト経由で購入したチケットは、往復で€30(キャンセル、変更は不可)でした。

朝、8:31の電車に乗るためにパリ北駅へ向かいます。Departsの表示があるものが、出発電車の案内になります。ただ、日本のように出発ホームが事前に決まっていませんので、表示が出るまで待つ必要があります。(写真の中で9と表示されているのが出発ホームの番号です。)

パリ北駅

パリからアミアンに向かう車窓からの景色​​

先頭車両は、非常に年季が入ってますが現役で頑張っています。

フランスの鉄道の先頭車両

​​今回は、1等車両を利用しました。客室内は、赤を基調としていい感じです。

1等車両

車窓からフランスの​のんびりした景色を見ながら約1時間の旅です。

フランスの​のんびりした景色

​途中で1駅に停車しただけで、定刻通りアミアンの駅に到着。

アミアンの駅​​

【世界遺産】アミアン大聖堂へ

駅から出ると目の前にアミアンで一番高いビルが見えます。市内のどこからでも見えるので、目印にすると位置関係がわかりやすくて便利です。

アミアンで一番高い駅前のビル

​​目抜き通りに入る前に案内の看板があります。アミアンの街は小さいので、これだけでもざっと位置関係を把握することができます。フランスの地方都市は、こじんまりとしているので、街の概要を把握しやすく、観光しやすい点がいいですね。

フランスの地方都市アミアン

​​この日の気温は最高7度、最低-1度。しかも風が冷たい日でした。

アミアンの駅から歩くこと約10分。右手に世界遺産のアミアン大聖堂(英語サイト)が見えてきます。
少し距離がある地点からの写真ですが、その大きさが分かります。パリのノートルダム寺院よりも大きい!

大聖堂を望むアミアンの街並

​​アミアン大聖堂を正面から見上げると、その大きさと建物に施された繊細な彫刻に圧倒されます。

アミアンの大聖堂の正面

​​ちょうど大聖堂の向こうから朝日が昇りはじめていい感じです!

朝日をバックにしたアミアンの大聖堂

​​朝10時を知らせる鐘の音を聞きながら入場します。入場は無料です。
中に入ると、東からの朝日に照らされて明るく輝く聖堂内と天井の高さに言葉を失います。

アミアン大聖堂の内部

​​ステンドグラスも朝日に照らされて輝いています!荘厳な雰囲気の中で穏やかな気持ちが押し寄せてきます。

アミアン大聖堂のステンドグラス

アミアン大聖堂の嘆きの天使

「嘆きの天使」は、一番奥のステンドグラスの向かいにあります。ステンドグラスの輝きを受けて、虹色に染まるこの時間帯ならではの「嘆きの天使」です!

アミアン大聖堂の嘆きの天使

アミアンのサン・ルー地区と名物料理

アミアン大聖堂と嘆きの天使を見た後はゆっくりとサン・ルー地区を散策することができます。

水辺のかわいらしい街並みです。建物はパリとは違い、コンパクトで鮮やか。アムステルダムとストラスブールを合わせたような建物が印象的でした。

アミアンのサン・ルー地区

​​近くの公園へも行ってみました。

アミアンの公園

​​白鳥のいる池越しに先程のアミアン大聖堂の尖塔が見えます。

アミアンの公園内の池

​​お昼は、アミアンの郷土料理、Ficelle Picarde(フィセル・ピカルド)をいただきます。クレープ生地でハムや玉ねぎ?を巻いて棒状にしたものをグラタン風にしてあります。チーズの味も程よくパンと合います。

この料理は美味しくて気に入りました!

アミアンの郷土料理のフィセル・ピカルド

​​アミアンのもう一つの観光スポット:ジュール・ヴェルヌ記念館

アミアンには大聖堂の他にもお勧めの観光スポットがあります。それは、ここ、ジュール・ヴェルヌ記念館(フランス語サイト)

SFの父といわれたジュール・ヴェルヌの家らしく個性的な外観です。

アミアンのジュール・ヴェルヌ記念館の外観

ジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」や「海底二万里」は昔、夢中で読んでいたので、その作者が晩年を過ごした自宅がそのまま残っているのは不思議な感じがします。

記念館の中で1番印象的だった、日が燦々と降り注ぐリビング。

アミアンのジュール・ヴェルヌ記念館のリビング

​​遊び心あふれる窓枠からの眺め。

アミアンのジュール・ヴェルヌ記念館の丸窓

​ジュール・ヴェルヌの世界観をあらわすような地球儀。

アミアンのジュール・ヴェルヌ記念館の地球儀

​​そして明るいエントランス。

やはり、実際に暮らしていた家は空気感が違い、当時にタイムスリップしたような感覚になりながら見学できる点が魅力ですね。

実際に暮らしてたアパルトマンが美術館となっているものの一つに、パリのギュスターヴ・モロー美術館があります。ギュスターヴ・モロー美術館についての記事はこちら。

パリの街歩き 美しい螺旋階段は必見のギュスターヴ・モロー美術館【前編】

2018.01.25

パリの街歩き 美しい螺旋階段は必見のギュスターヴ・モロー美術館【後編】

2018.01.25
アミアンのジュール・ヴェルヌ記念館のエントランス

パリから日帰りで行くアミアンのまとめ

世界遺産のアミアン大聖堂と嘆きの天使、そしてジュール・ヴェルヌ記念館を見て、サン・ルー地区を散策し、おいしい郷土料理を食べても時間はまだ15時。日帰りというよりも、半日でも十分に楽しめるアミアンです。パリからのアクセスも便利なので、ぜひアミアンへの日帰り旅を楽しんでください。

 

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アミアン大聖堂の嘆きの天使