初めてのパリで住むためのアパルトマンを見に行ったのは8区にあるサントギュスタン教会の近く。壁面の工事が終わったばかりで、外観は綺麗になっていました。
近くにパン屋さんがあり、生活には便利な場所でした。
アパルトマンの入口には、一般的にデジコードと呼ばれるものがついており、暗証番号を押して入ります。
扉をあけたところです。パリのアパルトマンは奥行きがあるものが多く、奥にある中庭を囲むようにして建物が建っています。
手前のゴミ箱は、緑が可燃、黄色が不燃です。ゴミは24時間いつでも出せるので便利です。
部屋は7階の最上階でした。階段で7階まで上がったところ。エレベーターがない物件だったので、買い物が大変で、出かける時に忘れ物をすると取りに戻るのが大変だったことを思い出します。
キッチンです。こざっぱりとはしていましたが、やはり古さは否めません。最上階というと聞こえはいいですが、最上階の部屋は梁が出ていて、冬は温まりにくいので注意が必要です。
各部屋はこんな感じで、中庭を囲むようにして配置されています。
向かいの部屋です。カーテンがないと中が丸見えになりそうです。いや、カーテンを開けている時はほぼ丸見えです。フランス人はそのあたりはあまり気にしていないようです。
住み始めてからわかったことですが、この物件は、所有者がニューヨークに住んでいるいわゆる投資物件で、メンテナンス上の問題が多くありました。隙間風が吹き込んだり、暖房の調子が悪かったり、なぜか配管が水平に設置されており、排水が悪かったりといろいろなことが起こりました。
結果、この物件は1年で退去することになりましたが、今となってはいい思い出となっています。
フランスの物件は築年数が古いので、特に水回り、隙間風のチェックは必須です。住み始めなければわからないこともたくさんありますが、契約前にしっかりとチェックすることをお忘れなく。